SSブログ

Garrardのポップノイズ [オーディオ]

電源投入時のノイズが少し気になってました。さほど大きくないので少なくともSPが壊れることはないのですが、でないに越したことはありません。で、考えるに、スパークキラーに寿命なんてあるのか、です。ただコンデンサと抵抗のペアでしかありません。コンデンサの種類によってはいかれることもあるでしょうけど。交換を考える前に、スイッチの接点の洗浄をしようと開けてみました。

garrard301_2.jpg

ここがスイッチボックス。中に接点板は2枚あって、スイッチレバーを動かすとその間に手前の伝導車輪とも言うべき導通子が挟まってONになります。非常に耐久性のある構造だと思います。で、端子はからからで、真っ黒!。通常密閉されていなくて接点の動くスイッチ類は「接点グリース」がたっぷり付けられていることが多いです。接点の酸化とスパーク防止のためですね。潤滑の意味もあります。まず無水アルコールで接点を洗浄した後、試してみるとまだノイズはでます。接点の動きを見てみると波打つように動いてあまり気持ちが良くありません。接点間を伝導円盤が転がる時に接触抵抗が変化してノイズがでるんでしょうか。接点板の当たり方を少し調整してみましたがあまり変化なし。元々バネ板ですから大きく変わりませんね。と言うことで接点グリース使ってみました。何度かON-OFF繰り返すとポップノイズはほとんど無くなりました。やっぱりスパークキラーではなくてスイッチの問題だったようです。接点部分もサービスパーツで販売されているようですのでまずこちらを新規更新した方がいいのかもしれませんね。

ターンテーブルはずしたので写真撮っておきました。

garrard301_1.jpg

前にも書きましたがスラストベアリングはあまり摩耗していなかったので使用頻度の少ない個体であった可能性はあります。きれいです。再塗装されたかどうかはわかりません。
シリアルナンバーはこちら。

garrard301_3.jpg

購入時、取扱説明書と出荷時チェックシート(SN:60764)がついてきましたが、それを見ると元々本体は60Hz仕様だったようです。ストロボプレートも60Hz仕様のものが付属してましたしターンテーブルもストロボなしだった可能性が高いです。多分どこかでプーリーと50Hzのストロボのついたターンテーブルが交換されたんでしょうね。取扱説明書と何かのレシートのようなモノは本体とは別なシリアル(61639)で50Hzと書いてあるので、50Hzの個体と60Hzの個体が破損か何かで合体したのかもしれませんね。もちろん正常動作してますし、ターンテーブルのストロボもリビングの蛍光灯で十分止まって見えるので全く気にしません。音気に入ったんだからそれでいいわけです。
長いお付き合いになりそうです。アームは変遷しそうですが・・・
nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

元新潟のU

年代物のようですね。狙いどころ流石です。解決おめでとうございます。
by 元新潟のU (2016-04-19 22:50) 

みとこ

元新潟のU様 おはようございます。

この後も少しでていたのですが、昨日はほぼなくなってました。グリースがなじんできたのでしょう。
原因は実際最初はスパークキラーだと思ってました。でもよくよく考えれば可能性は少ないですよねえ。やっぱり基本は接点の清浄と管理ですね!
今回ラックを動かしたお陰でコード類の接点の全清掃ができました。もしかすると音の良さはそれも絡んでいる可能性もありますね。
by みとこ (2016-04-20 06:36) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。