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Nu:tekt HA-KIT 作製 [真空管]

前から気になっていたNutube、ヘッドフォンアンプキットがでたので、買ってみました。真空管ヘッドフォンアンプキットは、エレキットさんからでていたTU-HP01がありますが、それとの比較もしてみたい。ヘッドフォン使わない人には無縁ですけどね。

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箱の中身はこんな感じ。ほかにケースが入ってます。
Nutubeはこれだ!

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制作する主基板

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チップ抵抗はさすがに取り付け済み。
スイッチやらジャックやらVR、コンデンサ類をつけていきます。

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半田付け、パターンが細かくて苦労しました。ルーペで見ながら、20Wと30Wの半田ごて使い分けて半田付けしました。極細のコテ先が必要です。

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特にコネクタの半田付けが気を遣います。
Opアンプソケットをつけるのですが、これ一番最初につけた方がいいです。マニュアルの順番だととてもつけづらいです。

そして、電池ボックスの取り付け。

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これも何かで把持しないと浮いてしまいます。
アンプのメインはOpアンプなのですが、当然交換できます。付属しているのは2個。

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NJM4580とMuse01です。

これからNutube基板の作製。
こちらが本体、Nutube

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なかなかかっこいい。プレパラートに挟まった組織標本のよう。
そしてNutubeの裏。

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基板に取り付けました。熱耐量がわからないので慎重に。
基板周りにクッションを張ります。

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ケースの中でフロートした状態になるようです。振動対策でしょうかね。

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Nutube基板とメイン基板をハーネスでつなぎます。これがかなり硬くて、爪先を使って平行に押し込んでいきます。ピン折れると始末に負えません。

ほぼできあがり。

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いい感じです。そしてドキドキの電源投入! 緊張の瞬間。電源ON!

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Nutubeに灯がともります。緑っぽい青でしょうか。ほっとする瞬間。
そしてヘッドフォンつないで音出し確認。
半固定VRでNutubeのバイアスの調整と、アノード負荷抵抗の調整をします。バイアスの変更はかなり微妙な変化ですが、ゲインと音質に変化があります。メインの音量コントロールはOPアンプのゲイン変化(NFBの変化)で行っているようです。当然回路図ついてますけど、公開はしない方がいいんでしょうね。Nutubeが初段で、FET挟んでOpアンプに入るようになってます。低音ブーストスイッチもあります。Opアンプの変更で結構音は変わると思いますので、それも楽しみ方の一つですね。

後はケーシング。

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完成形。
操作部。

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裏にはゴム足と定格ラベルを貼ります。

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おお、製品ぽくなった。

しばらく聴いてますが、なかなかはっきりした音で、広がりのある音は真空管ぽいですね。つけっぱなしにしてましたが、単3電池2本での連続使用は12時間くらいのようです。欠点は、ケース蓋のネジを開けないと電池交換ができないことですね。6角レンチ必要だし。手で回せればいいですけど、ちょっと無理っぽい。これは改善の余地がありますね。
音は満足です。

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コメント 2

元新潟のU

おぉっ、久々のオーディオネタですね。

蛍光表示管の技術を使った省エネ真空管ですか。これは存じませんでした。
6角レンチで電池交換は少し辛いですね。
by 元新潟のU (2018-11-11 20:58) 

みとこ

Nutube、開発段階から知っていて、いつか使ってみようと思っていましたけど失念してました。たまたまツイッターでこのアンプを知って、思わず買ってしまいました。結構組み立ては大変で、サンバレーさんのマニュアルとはレベルが違い、これは初心者には無理でしょうね。WEBでもう少し詳しい説明はあるようですけどね。でも久しぶりに楽しかったです。蓋のネジ、なんとかしないと。まあ使用頻度によりますけど。
by みとこ (2018-11-11 21:05) 

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